2021年1月18日月曜日

せっかくのPCR検査補助も…

 せっかくの取り組みですが、どうしても中途半端な感じがしてしまいます。

 長野県は、高齢者施設や医療機関等が、従事者等に自主的にPCR検査等を行なった場合に、その費用を補助すると発表しました。感染警戒レベル5以上の地域が対象で、補助は費用の2/3(補助上限額 検査1件当たり 15,000 円)。 

 こうした集中的、積極的な検査で無症状者も含めて感染者を早く発見していくことを、私たち共産党県議団も重ねて要望してきました。クラスターの発生を防ぐ上でも一歩前進です。

 しかし、補助の財源(3億2千万円)を見ると、全部国庫支出金(国の負担)。コロナ禍の高齢者施設や医療機関の経営のひっ迫状況を考えれば、残りの1/3を県が負担していっそのこと全額補助すればいいのに。

 コロナ患者を受け入れた医療機関の従事者への慰労金も、やはり財源は国家支出金で、県としての独自のものはありませんでした。


2021年1月10日日曜日

言葉をもてあそぶ政治

  菅内閣と言えば、日本学術会議への違憲・違法の人事介入にみられる強権政治、自助を求め新自由主義を押し付ける冷酷さが特徴的だと思っていましたが、この間、日本語の破壊も各界から厳しく批判されています。

 「前政権以来、この国の指導者たちの日本語破壊が目に余ります。…見せかけの形式に空虚な内容を盛り込んだ言説が今後も横行するなら、日本語そのものの力が低下してしまいます。日本語の無力化・形骸化を深く憂慮します」(学術会議問題で「上代文学会」の抗議声明)。

 「安倍さんは『虚偽答弁』の王様。菅さんは『答弁拒否』の王様」、「菅さんは原稿を読んでいるだけで言葉が軽い」(立川談四楼 しんぶん赤旗日曜版 1月10日)

 金田一秀穂さん(言語学者)は「政治は言葉の仕事なのに、言葉を侮辱しているとしか思えない。自分の言葉で話さない人は考えていない人」と「しんぶん赤旗」(1月4日)で語っていますが、菅さんのことを指していることだと思います。

 小池晃さん(日本共産党書記局長)は「政界の言葉が酷すぎる」「菅政権について思うのは、言葉の劣化に比べて、答弁する気力も、能力もないということです」(しんぶん赤旗日曜版 1月10日)

 言葉をもてあそぶ政治を終わりにすることも、今年の大事なテーマのようです。

 


 

能登ボランティア

  4月15日から17日まで、党長野市議団のみなさんと能登半島地震のボランティアに行きました。  珠洲市は、ほとんどの家がペシャンコに潰れ壊滅的な集落もあります。いまだに発災時のまま、あまりにも痛ましい光景に言葉を失いました。今も、車中泊をしている方もいます。  七尾市、志賀町で...