2023年5月22日月曜日

深刻な農産物の凍霜害

 長野県内で、4月以降の低温による被害で、リンゴやナシなどの花が枯れたり、実が傷つく凍霜害が相次いで発生している問題で、先日の長野市豊野町に続き、飯綱町を18日に訪ねました。渡辺千賀雄飯綱町議に案内していただき、和田あき子県議とともに被害にあった農家と懇談し、要望などを聞きました。

 県農政部のまとめ(18日時点)では、被害は、県内30市町村で5億1460万円で、そのうち果樹が4億8501万円。2021年の20億3千万円余、19年の6億4400万円余に次ぐ被害額の大きさです。

左から、和田県議、山口、渡辺町議

 懇談には、リンゴなど果樹の専業農家10名近くが参加。「低い場所の畑は壊滅的」、「防霜ファンを設置しても電気代など維持費がかかり使えない農家も」、「どこで霜が降りるか分からず、全部の畑に燃焼剤を使用することは不可能」など、推奨されている対策への意見も出されました。


 また、霜に強い品種の開発、果樹共済や収入保険制度の保険料や手続きなどの改善などの要望が出されました。「毎年のような被害でリンゴが作れず、一番つらい。意欲が出ない」と率直な思いも出され、異常気象や気候危機も問題になりました。

 お聞きしたみなさんの声や要望を県に届け、必要な対策や支援を実現するために頑張ります。懇談後、被害の調査も行いました。


2023年5月13日土曜日

臨時県議会 県議会の説明責任果たし、信頼回復を

 改選後の臨時県議会(5月9日~11日)で、正副議長等、県議会の構成が決まりました。この間明らかになった統一協会と県会議員の関係など、大きく失われた県民の信頼を回復することが今期の県議会の課題。ところが議長選挙には、統一協会と深く関係した佐々木祥二氏(自民党)が立候補を表明。他の会派から動きはなく、日本共産党県議団(6名)が高村京子氏を擁立しました。

1人増えた6名で初登庁(5月9日)

 議長候補の所信表明会では、高村氏が統一協会問題など県民への説明責任を果たすと強調。一方、佐々木氏に対しては「統一協会を知らなかったでは済まされない。あまりにも無防備、無自覚だ」など、他会派の議員からも厳しい指摘がありました。

 結果は、高村氏が9票、佐々木氏が42票、無効票5票、他1票でした。ある自民党県議は「共産党県議団は、筋を通した」と評価し、信濃毎日は、無効票5票は異例で県民の信頼を損ねることへの懸念と報じましたが、共産党は大事な役割を果たしたと思います。なお、私は総務企画警察委員会副委員長になりました。


能登ボランティア

  4月15日から17日まで、党長野市議団のみなさんと能登半島地震のボランティアに行きました。  珠洲市は、ほとんどの家がペシャンコに潰れ壊滅的な集落もあります。いまだに発災時のまま、あまりにも痛ましい光景に言葉を失いました。今も、車中泊をしている方もいます。  七尾市、志賀町で...