2020年12月31日木曜日

日々の営みを大切に

 この年末は、当たり前に、普通の日々を送れることのありがたさを改めて感じながら迎えました。

 昨年は、人間ドックから精密検査、そして悪いヤツを12月24日に取り除きました。内視鏡による、体への負担はあまりないオペでも、やはりオペはオペ。精神的な負担もありました。

 この22日に受診した人間ドックは、特に問題は無さそう。11年前にも大きな病気をした経験があるので、いつもドックの結果を聞く時は緊張し、異常がないとホントに安心。

しなの鉄道の新車両で上田へ

 27日には、羽田雄一郎参議院議員が53歳で急逝。1999年の参議院長野選挙区補欠選挙、2001年の参院選をお互い候補者としてたたかいました。私もまだ30代でしたが、羽田さんの強さには敬服しました。

 そして、羽田さんは、昨年夏の参院選を野党統一候補としてたたかい圧勝。市民と野党の共闘の新たな歴史を開きました。

 今日は、ありし日の羽田さんを偲びながら、上田の羽田雄一郎事務所で合掌しました。

 新しい年は、日々の営みを大切に、一日一日を丁寧に送りたいと考えます。

2020年12月21日月曜日

格差社会の実態

「お帰りなさい」と、狸がお出迎え
 困りごとの相談が寄せられて、野々村博美長野市議と対応。

 一ヶ月10万円ほどのわずかな年金で、家賃や水光熱費を払えば暮らしていけず、一生懸命働いて貯めた貯金も底をついてしまったと涙ながらの訴えです。

 生活保護の受給も検討することにしましたが、基準を少し超えてしまい厳しいかんじ。

 この国の格差社会の実態と、暮らしを支える政治の貧困を垣間見た思いです。

2020年12月19日土曜日

雪の中で胸熱く

上水内郡信濃町へ。

小林一茶の旧宅

 “これがまあ ついの栖(すみか)か 雪五尺” と詠んだのは、信濃町出身の小林一茶。いま一尺(約30センチ)くらいです。

 信濃町で開かれた日本共産党の街頭演説は、コロナ対策でも、検察庁法改悪を阻止したたたかいでも、国民と共に政治を動かしてきた藤野保史衆議院議員の訴えが染みました。

 来年3月には、町会議員選挙。国民健康保険税の値上げをくい止め、町政を鋭くチェック、議会を変えた永原和男、伊藤博美、片野良之の3名の町会議員団(定数12)。

 降りしきる雪の中で、日本共産党の議席の重みに胸が熱くなった演説会でした。

2020年12月16日水曜日

本格的な冬の到来


 11月県議会は11日に閉会。
 しかし、あれこれと予定や課題が入ってきて、結局休みらしい休みも取れずに疲れ気味。

 昨日、今日と長野市も雪の空。冬用タイヤの交換もなんとか間に合って助かりました。

2020年12月6日日曜日

県議会の質問④  山村留学への支援を

 県議会の質問の報告④〜山村留学への支援を

 県内の複数の実施団体からお話をお聞きして質問しましたが、答弁は今一つ消極的。県もぜひ、直接現場に足を運んでほしいと思いました。


(山口)山村留学を体験した子どもたちは自立心が育まれ、また、児童・生徒の確保やスタッフが地域の担い手となるなど、過疎地域の活性化にも大切な役割を果たしている。

大町市八坂 山村留学発症の村

 しかし、新型コロナの影響で体験キャンプが中止になるなど、運営が深刻であり支援が必要だ。また、児童・生徒の入学費や生活費の支援、施設運営への系統的な補助も必要ではないか。


(企画進行部長)新型コロナの山村留学への影響の調査を市町村に行なった。課題はあるが、事業の実施には影響ないということだったが必要な対応をしたい。

 毎年、現況調査をしているが、山村留学は地元市町村の意向が重要であり、県としては情報発信などの支援を基本としたい。


県議会の質問③ 高校再編について

*とても県民の理解や納得が得られていないのに、「丁寧な対応をした」と言い張る県教育委員会。

善光寺大門

(山口)県教育委員会は、4つの地域の高校の再編・整備計画を策定した。しかしその後、伊那北高校と伊那弥生ヶ丘高校の再編統合計画は、「拙速」「県民の声を反映していない」と、再検討を求める5千名近い署名が広がっている。下高井農林高校を将来的に飯山高校の地域キャンパスとする可能性についても、地元で不安が広がっている。住民の理解や納得を十分得たものと言えず、再検討を求める声に丁寧に対応すべき。

(教育長)同窓会や関係機関等に丁寧な説明を重ね、住民説明会も複数開催した。



2020年12月5日土曜日

県議会の質問②  来年度の予算編成について

県議会の質問の紹介の2回目です

1、希望の持てる長野県へ〜命を守るケアに手厚く

(山口)コロナ禍を通じ、県民は希望の持てる政治を強く求めている。来年度予算編成では、当面の対応だけでなく、医療、介護、福祉など命を守るケアの抜本的強化を位置付けてほしい。

(知事)命を守り育む県づくりを着実に進める。医療、介護、福祉分野は、当面の危機を乗り切る上でも、中長期的にも重要な課題であり、しっかり取り組みたい。


2、県職員の働き方改革

本会議 12月3日

(山口)県の予算編成の方針では、職員数、総人件費の適正化が言われている。県職員のみなさんの時間外労働やサービス残業など、新たな負担のないよう、働き方改革と合わせて取り組むべき。

(知事)昨年の台風災害、新型コロナ感染症拡大への対応で、業務が急増し大きな負担となっている。民間委託やRPAなど進めてきたが、新しい働き方に変えていく。業務プロセスの見直しなどで、職員の負担軽減を図る。


3、セーフティーネットの手厚い支援を

(山口)扶助費(社会保障関連の県単独事業)を見直し、予算要求は必要最小限の額とするとしているが、県民の暮らしへのしわ寄せが懸念される。暮らしを支えるセーフティーネットは充実、手厚い支援こそ必要ではないか。

(知事)指摘されたように、この部分の経費は暮らしに大きく影響を及ぼす恐れがあるものが多い。実情に十分配慮しながら、慎重に検討する。新型コロナ感染症の影響も踏まえ、引き続き県民の暮らしの支援に努めたい。


※来年度予算の方向性、大まかなポイントについてただしましたが、知事答弁は前向きなものだったと思います。予算案は現在編成作業中で、具体的なものは来年2月県議会に提出されます。県民のみなさんの願いが実るよう頑張ります。

2020年12月4日金曜日

県議会の質問① 高齢者の補聴器への補助を

 長野県議会11月定例会で、3日に一般質問を行いました。質疑のポイントを順次ご紹介します。

 第1回は、高齢者の補聴器購入への助成制度についてです。


(山口)高齢者の難聴は、日常生活に様々な支障をきたすが、補聴器は高額である。そのため、木曽町などは購入に助成している。誰でも居場所と出番がある県づくりを進める長野県として、市町村と共同して助成制度を検討してほしい。


(健康福祉部長)加齢による聴力の低下は、社会参加の意欲を低下させ、認知症の危険因子である可能性も指摘されている。対応の重要性を社会全体で共有されるよう取り組みたい。

 しかし、補聴器購入への助成は、実施市町村は少数であり、県民の理解や財源などの検討も必要。認知症予防の効果の検証や国の動向も注目される。引き続き研究したい。


(山口)助成の実施がまだ少数でも、長野県から道を開いてほしい。




 

2020年12月1日火曜日

〝おこんじょ〟

  何十年ぶりでしょうか。この言葉を聞いたのは。

 「菅総理はおこんじょだ」と、ご近所の方が発した時、私は一瞬耳を疑いました。

 

 〝超〟懐かしいこの言葉は、実は生まれ育った群馬の方言で「意地悪」を意味します。

 日本学術会議の不承認の問題は、〝おこんじょ〟ではすまないかもしれませんが。

 長野県に暮らして以来40年、多分一度も耳にしなかった言葉です。

 懐かしい故郷、家族や友人たちとの日々を想い起こしました。

 

2020年11月29日日曜日

〝かかりつけ医〟

 しんぶん赤旗の集金をしていて、読者から「かかりつけ医」について質問がありました。


 コロナが心配な時は「かかりつけ医」に相談をと言うが、風邪をひいた時などにかかっているお医者さんは、「かかりつけ医」と考えて良いのかという質問でした。

 たしかに、馴染みがあるようでない言葉かもしれません。「いつもかかっているお医者さん」「近所のお医者さん」でも良いと思いますが、どんなもんでしょう。


2020年11月28日土曜日

県議会で質問に立ちます!

 長野県議会の11月定例会が26日に開会しました。12月11日までの予定です。

新型コロナウイルスの、医療検査体制や経済対策が中心的なテーマになりそう。

市内で

開会日にくじ引きをして、議員の一般質問の日程も決まりました。

私は、12月3日(木)午後1時からの予定です。高村京子、和田明子議員も質問に立ちます。

詳しくはこちらをご覧ください。

もっか必死で質問の準備中です。


2020年11月25日水曜日

オスプレイ来るな!

 朝の宣伝を野々村博美市議、後援会のみなさんとしていたらスーツ姿のお父さんから「桜を見る会を徹底的に追及してほしい」と激励を受けました。有権者に飲食代を提供していた選挙違反、虚偽答弁の疑惑は、もう逃げようがないでしょう。


 宣伝後、朝食をとる間もなく大急ぎで県庁へ。来月行われる日米共同実動訓練に、重大事故が多発しているオスプレイが参加し、長野県の上空を飛行することが予測されています。護憲連合と憲法会議が、知事に対して行った訓練の中止などを国及び米軍に対して求める申し入れに、荒井武志県議とともに参加しました。地元テレビも夕方のニュースで報道しました。

 続いて、共産党事務所で会議。さらに、長野駅東口周辺土地区画整理事業の完成式に。帰宅して、県議会の質問原稿の作成。

 いよいよ明日から11月定例県議会です。



2020年11月24日火曜日

土蔵のお宝

ストックもすごい

一軒一軒、住民のみなさんのお宅を訪ねる訪問活動は、様々な出会いがあります。

23日、信濃町(長野県上水内郡)で活動中、訪問先のお宅で見せていただいたスキー。

土蔵の中に眠っていたそうですが、これがまさに歴史を感じる逸品。

いったいいつ頃のものか? 豪雪地帯ならではのお宝だと思います。

2020年11月21日土曜日

コロナ禍の状況は派遣村の比ではない

  認識があまかったと思いました。

 新型コロナのくらしや経済への影響は深刻だと思っていました。


 しかし、生活困窮の支援の現場にいる雨宮処凛さんの論文(「自助・共助・公助」発言の冷酷と無責任 雑誌「前衛」)では、半ホームレス状態人が12年前のリーマンショックの時より膨大にいるなど、今のコロナ禍の状況は、当時の「派遣村」の比ではないぐらい悲惨だというのです。

 本当に深刻です。


 

 

2020年11月18日水曜日

web会議

 野々村博美市議、後援会のみなさんと朝の宣伝。

 共産党県議団会議に続き、阿部知事に11月県議会に向けて申し入れ。

 続いて、「こんにちは県議会です」(県議会の広報活動)。

 今日も慌ただしい1日。



 
「こんにちは県議会です」はweb会議。画像や音声が途切れ途切れでイマイチな感じ。

 自分のパソコンのバッテリーは余裕だと思っていたのですが、始まるとどんどん消耗して焦りました。

 なんとか持ちこたえてセーフ! 途中で退出せず済みました。


 

 

2020年11月16日月曜日

上田市から大町へ

  長野市→上田市→大町市→長野市と、車の移動時間が多かった日。

 朝の街頭県政報告を終えて、直ちに移動開始。

 上田市の久保田由夫市議関係の党支部合同の学習会へ。

 野党連合政権の奪取宣言を広げよう、大きな党を作ろうと、50分ほどお話をさせてもらいました。

道の駅「筑北」

 続いて、大町市へ移動。途中の、道の駅でお昼。手打ちうどんの美味しかったこと。道の駅は、こうした郷土食を気軽に食べれるところが良いですね。

 大町市では「山村留学 八坂美麻学園」を、共産党県議団と、宮田一男市議で訪ねました。

 新型コロナの影響、行政への要望などお聞きしました。ぜひ、県政に届けたいと思います。

全国山村留学発祥の村の碑

 自然学校や山村留学が子どもたちの成長や地域づくりに果たしている役割に、大いに感銘をうけました。

 この時期、あちこちでどこへ行っても紅葉を楽しめるのが良いですね。

2020年11月15日日曜日

今こそ「公助」が必要

 小春日和の訪問活動。「お困りのことはありませんか?」と、野々村 博美市議、党支部の方と声をかけて歩きました。

 コロナの経済的な影響は深刻です。

訪問先の庭先で

 建設関係の自営業者さんは「すっかり仕事がなくて、夫婦二人が食べていくこともままなりません」。運転代行業の方も、すっかりお客が減ってしまったと訴えました。

 みなさん共通したのは、持続化給付金がもっと必要ということです。早急に第二弾、給付額の引き上げなどの拡充が求められていますが、政府は動こうとしていません。一体何を考えているのか?

 「自助」では、どうにもなりません。今こそ「公助」を!

2020年11月11日水曜日

11月11日に1,111回目

  今日は11月11日。「朝の街かど県政報告」も、1,111回目でした。


 〝雨にも負けず…”という訳にはいきませんが、市議さん、地元後援会のみなさんと、ボチボチがんばります。

  歩いて、真っ盛りの紅葉を楽しみながら県庁へ。

 議会関係の会議が2つ。「情報技術活用研究会」(第8回)は、タブレット端末の導入などについて、この間検討した内容をまとめました。続いて、SDG's・DX戦略研究会(第2回)。SDG's(持続可能な開発目標)の学
習会の開催、研究会の活動について検討しました。

 研究会の目的が今ひとつ不鮮明なところがあり、運営やあり方について率直な意見も述べました。


2020年11月10日火曜日

今日の善光寺

 


散歩コースの一つが善光寺。

歩いて10分ほどの距離だから具合が良いのです。

今は、紅葉の真っ盛り。

新型コロナで一時はまったく参拝客もいなかったが、だいぶ戻ってきた感じです。





2020年10月26日月曜日

9月定例県議会の報告をまとめました。私が所属している危機管理建設委員会の質問です。

(1) 浅川(長野市)の災害対策

 昨年の台風19号でも大きな浸水被害がありました。


 浅川に流れ込む雨水を減少させる調整池の設置を求めると、市や地元の住民と話し合いながら計画を立てて進めるとの答弁がありました。

また、河川に堆積した土砂や生い茂った木や草の除去について、作業の計画など見える化するよう要望しました。


(2)二酸化炭素排出量実質ゼロの実現をめざす取り組みの一つとして、環境配慮型住宅(断熱性能に優れ、県産木材の活用で森林整備をすすめる)の普及について質問しました。

 この住宅の建築費を助成する制度が好評で、年度のはじめに受付け予定に達して打ち切ることもあるそうで、予算の増額、県民へのいっそうのアピールを求めました。

(3)避難所について

 7月の台風10号では、全国の400箇所近い避難所で収容人数を超過しました。内閣府は、住民の集中を防ぐため自治体ホームページや防災メール、snsなどで混雑状況を知らせるのが有効としており、長野県内の対応について質問しました。

 答弁では、具体的な取り組みはまだ始まっていないようですが、取り組みが急がれます。

 避難する途中の被災も相次いでいます。浸水区域や通行止めの箇所の情報など、安全な避難につなげる対策を求めました。

 避難所の運営ルールは、自治体だけでなく、地域の自治会や自主防災組織等と共有し、住民への周知を行うことも求めました。


2020年7月8日水曜日

豪雨災害に備えて

裾花ダム
 朝から災害の発生しやすい危険地域を調査しました。午前は、長野市の裾花川。上流の裾花ダムは放流したこともありまだ余裕がありましたが、下流は県庁の西側でもかなり水位が上がっています。
県庁のすぐ近くの裾花川


 午後は野々村博美、佐藤久美子、滝沢真一市議と千曲川沿線へ。和田あき子県議、黒沢清一、竹内茂市議は犀川沿線へ。
千曲川(豊野町)
 
 千曲川の氾濫や浅川の内水災害は、今日のところは何とか持ちこたえましたが、明日の午後から再び雨が降るようでほんとに不安。明日も危険箇所を調査します。

2020年7月6日月曜日

長野県議会 6月定例会(下)

【千曲川治水対策】
山口)昨年10月の台風19号で千曲川が決壊した長野市穂保地区では、どれだけの水が流れていたのか。現在進められている緊急治水対策プロジェクトでどれだけの水が流せるのか。

建設部長)決壊時毎秒9000トンの水が流れていた。緊急治水対策プロジェクトでは、遊水池整備などで流れる量を減らすことにより、毎秒8600トンが流れても堤防を越えない計画である。

*流量がようやく明らかになりました。質問の翌日、地元紙も同内容を報道しました。引き続き、住民のみなさんが安心できる治水対策を求めていきたいと思います。

【新型コロナウィルス感染症対策の県条例】危機管理委員会で質問)
建設委員会 6月30日
山口)この間、県は外出の自粛や休業などへ協力の要請を県民に行なったが、条例がなくて、協力の要請に支障があったか。協力した県民への「支援」を行うとしているが、内容があいまいであり、自粛を求めるなら「補償」を条例に位置づけるべきではないか。

参事)条例もないのに「協力の要請」をしても良いのかという思いがあった。「補償」を位置付けるのは難しい。

*県は、この間の取り組みの検証が不十分であり、答弁を聞いても、なぜ条例が必要なのか、今、急ぐ必要があるのか、最後まで納得できませんでした。これでは「協力」の「要請」ではなく、事実上「強制」になることが懸念されます。反対したのは、日本共産党県議団と無所属の小林君男議員だけでした。今後の運用に関してしっかりチェックしていきたいと思います。

長野県議会 6月定例会(中)

【教育と学校のあり方】
山口)学校の再開にあたり、一人ひとりを大切にする手厚い教育、心のケアが重要である。どのように取り組むか? 

教育長)各校個別に指導計画の見直しや、習熟の程度に応じた学習等を実施する。LINE相談窓口で不安や悩みに対応し、専門家と連携し、継続的な支援を行う。

山口)感染防止のためにも、高校でも教職員を増やすなどで小規模の学級や学校をめざすべきではないか。

教育長)高校は、学級とは別に授業等で少人数の集団を編成している。都市部では、教育効果、投資効果の最大化を目指す。

*児童・生徒が元気に通うことができるよう、実際に教育現場がどうなっているか、よくつかみたいと思います。
 高校の「教育効果、投資効果の最大化を目指す」とは、これまでの新自由主義的な流れを一層強めるということです。1クラス40人では感染対策も心配です。

【県立大学の学生支援】
山口)コロナ禍で仕送りやアルバイト収入が減少し、学生の困窮が広がっている。独自に学生を支援する大学が広がっており、長野県立大学でも授業料の減額や免除等を実施する必要がある。

県民文化部長)困窮し修学を断念することがあってはいけない。学生や家庭の状況を把握しながら大学と検討し、適切に対応する。

*お金に心配せず学ぶことが出来るように支援を実現したいと思います。



長野県議会 6月定例会(上)

 6月18日から7月3日まで開かれた県議会の質問をまとめました。

【新自由主義の転換】
(山口)コロナ禍で、新自由主義のもたらした社会のもろさが明らかになった。社会保障・福祉に手厚い政治、人間らしく働けるルールある社会、内需型経済に長野県から転換をめざすべき。

(知事)医療・介護提供体制など、誰にでも居場所と出番がある県づくりを進めている。働き方改革は、誰一人取り残さない社会づくりに努める。これまで以上に、地域内経済の循環促進に取り組みたい。
 
一般質問 6月26日
*現実が深刻だから県政の転換を求めたのですが、知事答弁は〝やってる感〟が強く、ちょっと噛み合わなかった感じです。

【医療体制の強化】
(山口)新型コロナウイルスの対応のために経営がひっ迫し、減収が月に1億円を超えるような病院が相次いでいる。医療崩壊を防ぐためにも県の支援が必要だ。

(健康福祉部長)感染症患者等受け入れのための空床確保料(13億円余)、施設整備支援(56億円余)、医療従事者への慰労金や危険手当への補助(68億円余)を今議会に提案した。もとより、これで十分と言い切れず、今後も医療機関の声を真摯に受け止めて対応する。

*医療機関への支援は、日本共産党県議団も知事や県議会の対策連絡本部などに重ねて求めてきたもので、大いに歓迎します。医療関係者や住民の声が政治を動かしていることを実感しました。

2020年6月10日水曜日

「フリテンの黒さん」

 立川談慶師匠が新建新聞(建設業の業界紙)のコラム欄で、黒川検事長の一件をもじった「フーテンの寅さん」の替え歌を寄稿しています。

 「フリテンの黒さん」
「♪俺がいたんじゃ支持率が下がる  
 わかっちゃいるんだ安倍さんよ いつか与党が喜ぶようなえらい検事になりたくて…」。

 とまれ、「さくら(を見る会)はほったらかしで、回りは「タコ」しかいなくて、タクシーで帰る時刻が御前(午前)さま」という、どこまでも寅さんそのものでしたなぁ。まさに「国民はつらいよ」であります。(コラム 談慶ビルディングより)

2020年5月11日月曜日

手作りマスク

 全然手に入らないマスク。こうなったら「ヤマグチノマスク」を作るしかないと、50年ぶりに針を持ちました。

 何しろ、通知表の家庭科がいつも「2」、「不器用」と子どもの頃から言われ続け、自らも信じて疑うことがありませんでしたから、時々指先に針をつき刺し「痛ッ!」と声を上げながら、縫い目はジグザグのバラバラ、玉結び、玉留めは何度やってもうまくいかず、一作目は3時間かかったのでした。


5作目 縫い目も揃ってきました
 それでも、完成した時の達成感は何とも心地よく、次の日からオシャレな布地を引っ張り出したり、だんだん縫い目も細かく、真っ直ぐになってきて、気がつけば5個制作していました。


お気に入り柄です
 最近、不織布マスクが店頭に並ぶようになりましたが、自分で作った布地のマスクのやさしさ、色柄を選ぶ楽しさにすっかり愛着を感じ、もう買う気には慣れません。

2020年3月18日水曜日

農業支援、森林整備を求めて

長野県議会報告(2)です。
 新型コロナウィルス対策の休校による給食用食材への影響と対策をただしました。宿泊や飲食関係への影響が深刻になるなか、きめ細かい対応を行うために生産農家、食材業者や団体の聞き取り調査、相談窓口の設置を求めました。


 被災農家に希望を―農業用機械の修繕や取得は、国の都合で線引きせず農家が必要なものはすべて支援制度の対象にするよう求めました(農政委員会 3月4日)。

 
 河川上流の森林整備を行うことで、下流域のピーク時の流量を減少させる治水対策を求めました(林務委員会 3月6日)。


20年度長野県予算 くらし、経済対策が不十分

  長野県2月定例県議会の報告(1)です。

 「令和2年度長野県一般会計予算案」では、台風19号災害の被災者の生活再建支援や復興の予算が盛られており、これはまったなしの必用な事業です。

 一方、消費税増税、台風19号災害、暖冬による雪不足や、新型コロナウィルスなどの影響で県民のくらしと経済は危機的な状況ですが、予算案はそのための施策や事業は不十分と言わざるを得ません。

県リハビリティセンター病院、飯綱病院、信越病院など地域でかけがえのない役割を果たしている公立・公的医療機関の再編・統合をすすめるとしています。国民健康保険の保険料の引き上げにつながる制度の見直しがおこなわれることも、県民の命と健康をおびやかす道です。

 いま必要なのは、県民が希望の持てる県政です。お金の心配せず学べる子育て支援策、8時間働けば普通にくらせる働き方改革、くらしをささえる社会保障制度、さらに「くらし」や「社会保障」を壊す国の安倍政治にきっぱり立ち向かうことを求め予算案の反対討論を行いましたが賛成多数で可決されました。

能登ボランティア

  4月15日から17日まで、党長野市議団のみなさんと能登半島地震のボランティアに行きました。  珠洲市は、ほとんどの家がペシャンコに潰れ壊滅的な集落もあります。いまだに発災時のまま、あまりにも痛ましい光景に言葉を失いました。今も、車中泊をしている方もいます。  七尾市、志賀町で...