特別支援学校の老朽化、児童・生徒の増加による教室不足などが各地で問題になっています。私は、これまで4校ほど視察しましたが、6月5日に共産党県議団で訪ねた上田養護学校も胸が痛みました。
仮設校舎(プレハブ)を次々建て増しても教室が足りず、特別教室を転用しています。重度障がい者の教室は、狭くて横になれません。校舎の出入り口にスパースがなく、渡り廊下に下駄箱を設置。そのため、冬は靴に雪が積もるそうです。
上田養護学校で懇談 |
先生たちも大変で、事務室に転用した倉庫は狭くて事務机が入らず、長机を使用。給食の配食数が増え厨房が狭くなり、給食がなくお弁当持参の先生も。
上田養護学校は千曲川に隣接しているため、洪水で水位が上昇するたびに先生方はヒヤヒヤ。3日前にも保護者に児童・生徒を引き渡すギリギリだったそうです。移転、新築は待ったなしです。
各地の特別支援学校で、児童・生徒の人権、安全や命にかかわる問題があるにもかかわらず、県の大規模改修や新増設計画は、当面、若槻と松本の養護学校に限られ、上田養護も含め多くは後回しです。県政のあり方が厳しく問われる問題として、共産党県議団は6月の県議会でも追及します。