「私は原発事故の共犯者です」と、装束姿で長野から東北へ通い、謝罪巡礼を続けています。記事からは、現役時代は「しんぶん赤旗」に目を光らせ、原発反対の共産党などの集会にもぐりこみ要注意人物をチェックしていたことも推測されます。
元副所長は、原発は制御できると信じきっていたといいます。そして、「私たちには造ることはできても、使う資格はないんじゃないか」とも。79歳の元副所長も、築き上げられた安全神話の被害者なのかもしれません。
元副所長は、事故は想定外だったとか、原発は国のエネルギー政策だったとか、会社をあげて取り組んだ事業だったとか、自分一人が謝罪して何になるのかとか、そんな責任転嫁をせずに、反省し、謝罪を続けています。巡礼先では、厳しい批判や怒りをぶつけられることもあるでしょう。
果たして、自分が同じ立場だったらどうだろうか。同じように反省し、謝罪できるだろうか。誠実な生き方とは何か、元副所長に教えられたような気がします。
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