長野県内で、4月以降の低温による被害で、リンゴやナシなどの花が枯れたり、実が傷つく凍霜害が相次いで発生している問題で、先日の長野市豊野町に続き、飯綱町を18日に訪ねました。渡辺千賀雄飯綱町議に案内していただき、和田あき子県議とともに被害にあった農家と懇談し、要望などを聞きました。
県農政部のまとめ(18日時点)では、被害は、県内30市町村で5億1460万円で、そのうち果樹が4億8501万円。2021年の20億3千万円余、19年の6億4400万円余に次ぐ被害額の大きさです。
左から、和田県議、山口、渡辺町議 |
懇談には、リンゴなど果樹の専業農家10名近くが参加。「低い場所の畑は壊滅的」、「防霜ファンを設置しても電気代など維持費がかかり使えない農家も」、「どこで霜が降りるか分からず、全部の畑に燃焼剤を使用することは不可能」など、推奨されている対策への意見も出されました。
また、霜に強い品種の開発、果樹共済や収入保険制度の保険料や手続きなどの改善などの要望が出されました。「毎年のような被害でリンゴが作れず、一番つらい。意欲が出ない」と率直な思いも出され、異常気象や気候危機も問題になりました。
お聞きしたみなさんの声や要望を県に届け、必要な対策や支援を実現するために頑張ります。懇談後、被害の調査も行いました。