度の強い眼鏡をかけた編集長の老兵、酔っぱらいの乱暴者の鬼熊軍曹、徴兵検査に不合格の少年のような軍医…。一人ひとりのささやかな喜びや夢が、そして誰もがかけがえのない存在であることが浅田の筆で丁寧に描かれていて、それだけに悲惨な結末にこらえきれずに涙が。
千島列島の最北端・占守島を舞台にしたたたかいに、戦争、人間、命、そして民族とは、深く考えさせられました。
千島アイヌのことも、日本の領土だった最北端の美しい島のこともはじめて知りました。
いつかは占守島を訪ねてみたい。
ある地域で活動中、「このお宅は知り合いだけど、自民党支持だからムダだと思います」と、いっしょに行動した方が言いました。 でも、せっかく近くに来たのだからダメもとで訪ねると、相手の方は自民党の裏金問題で怒り心頭でした。「どうやったら自民党を懲らしめてやれるか、考え中です」とい...
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