2019年7月6日土曜日

長野県議会の報告1

 長野県議会の6月定例会(6月20日〜7月5日)の報告です。改選後初の議会で、新たな気持ちで活動しました。

【一般質問】6月28日
(1)県立高校の入試制度の見直し案について

 かなり複雑な見直しで、現在の中学1年生から対象となりますが、実は県民にはほとんど知らされておりません。
 子どもたちが納得し喜ぶような制度のために、子どもや保護者へのていねいな説明と意見表明の場をつくるよう再三求めましたが、教育長は最後まで聞き入れませんでした。
 なぜ子どもや保護者の声を直接聞こうとしないのか、納得がいきません。

(2)リニア中央新幹線の工事に関して
 長野県は、トンネル工事などで出た残土で中川村で大規模な盛り土をする計画がありますが、まだ審議中で地元の中川村も承認していません。ところが工事をしているJR東海は残土の移動など勝手に準備を進めていたのです。
 このような乱暴なやり方が繰り返されており、改めて長野県の見解をただしました。知事は、JR東海に対して現地の体制を強化し、地元と顔の見える信頼関係を構築するよう強く働きかけると答弁しました。
 なお、この盛り土を行う中川村の半の沢は複数の断層が確認され地盤の弱い場所です。地震や大雨で大規模な災害を引き起こしかねないため、計画の見直しを求めました。
 住民の安全、命がかかった重要な問題です。

(3)公文書管理条例について
 また具体的な案は明らかになっていませんが、公文書管理条例の策定準備が進められています。不正を許さず厳正な管理を行うために、第三者の専門職の関与を求めたところ、専門性が必要と答弁がありました。
 神奈川県は保存期間が満了した文書を破棄せず、県立歴史館で全て再選別し重要な文書は収蔵しています。長野県では、意図的な文書廃棄を防ぐためダブルチェック体制を検討するとこれも前向きな答弁でした。

 入試制度も、リニア関連工事も、公文書管理条例も今後も継続的に取り上げていかなければならない重要な課題です。





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