2021年1月10日日曜日

言葉をもてあそぶ政治

  菅内閣と言えば、日本学術会議への違憲・違法の人事介入にみられる強権政治、自助を求め新自由主義を押し付ける冷酷さが特徴的だと思っていましたが、この間、日本語の破壊も各界から厳しく批判されています。

 「前政権以来、この国の指導者たちの日本語破壊が目に余ります。…見せかけの形式に空虚な内容を盛り込んだ言説が今後も横行するなら、日本語そのものの力が低下してしまいます。日本語の無力化・形骸化を深く憂慮します」(学術会議問題で「上代文学会」の抗議声明)。

 「安倍さんは『虚偽答弁』の王様。菅さんは『答弁拒否』の王様」、「菅さんは原稿を読んでいるだけで言葉が軽い」(立川談四楼 しんぶん赤旗日曜版 1月10日)

 金田一秀穂さん(言語学者)は「政治は言葉の仕事なのに、言葉を侮辱しているとしか思えない。自分の言葉で話さない人は考えていない人」と「しんぶん赤旗」(1月4日)で語っていますが、菅さんのことを指していることだと思います。

 小池晃さん(日本共産党書記局長)は「政界の言葉が酷すぎる」「菅政権について思うのは、言葉の劣化に比べて、答弁する気力も、能力もないということです」(しんぶん赤旗日曜版 1月10日)

 言葉をもてあそぶ政治を終わりにすることも、今年の大事なテーマのようです。

 


 

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