度の強い眼鏡をかけた編集長の老兵、酔っぱらいの乱暴者の鬼熊軍曹、徴兵検査に不合格の少年のような軍医…。一人ひとりのささやかな喜びや夢が、そして誰もがかけがえのない存在であることが浅田の筆で丁寧に描かれていて、それだけに悲惨な結末にこらえきれずに涙が。
千島列島の最北端・占守島を舞台にしたたたかいに、戦争、人間、命、そして民族とは、深く考えさせられました。
千島アイヌのことも、日本の領土だった最北端の美しい島のこともはじめて知りました。
いつかは占守島を訪ねてみたい。
中学校の入学式に、来賓で参加させていただきました。 みんな新しい制服に身を包み、少し緊張しながら、誇らしそうでもありました。 私自身は、いつも忙しがっていて、4人の子どもの式にほとんど出たことがありませんでした。 初々しい新入生を見ていると、いつも心の隅でそのことを後悔...
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